展示会を成功させるブース作りの3原則を学ぶ
展示会というのは、来場者数や展示会の規模によって1小間当たり〇〇万円という価格があって、参加企業は5小間分とか3小間分とか1小間分のスペースを契約して展示ブースを設営することになる。もちろん小間が多いに越したことはないが、例え1小間であっても5小間分のブースに勝る集客をする方法はある。
逆をいうと予算にものを言わせ広いスペースを確保したとしても、ブース作りを勝手気ままに我流で行ってしまうと最悪の費用対効果となってしまうので、今回は予算を掛けなくても成果が上がる、展示会を成功させるブース作りの3原則を紹介したい。
展示会や見本市を訪ねた来場者が会場に入って歩き始めた時に、最初に目にするのがこのテーマパネル・POPだ。
モーターショーや家電見本市など多くの大手企業が参加する見本市ではまずは「TOYOTA」「Panasonic」という社名や「PlayStation」といったブランド名を全面に押し出すが、それは大手有名企業だけに許された集客方法だ。
社名やブランド名の知名度がトップレベルでない場合は、社名やブランド名の前に、ここでは「何を打ち出しているのか」という明確なテーマを全面に押し出したい。
そのテーマが興味を引くものであれば、会社の規模や小間の大小に関係なく、来場者は一瞬、足を止める。
これはこの連載でも紹介した「AIDAの法則」のA(Attention)、つまりは注意喚起のことで、新聞やスポーツ新聞の「大見出し」に当たる。
なので、社名や商品名を全面に出したい気持ちはよく分かるが、来場者の足を止めるためには、「どういったことができるモノやコトを紹介しているのか」を端的にシンプルに伝えるキャッチコピーを優先させるべきだ。
やってしまいがちなのが、自社の各部門の声を反映して、それぞれの部門から要請のあった製品やサービスを全部展示してしまった結果、総花的な展示になってしまい、来場者の目に何も止まらなくなってしまうケースだ。
展示会の担当部門や担当者は各部門の顔を立てなければならいので、それぞれの部門の製品を展示するにせよ、数を絞って、必ず「目玉」になる製品やサービスを打ち出して欲しい。
その「目玉」には新聞や雑誌、テレビ、ネット等のメディア掲載記事を添えたり、実績を大々的に伝えたりして、来場者の興味・関心に着火させたい。
とにかく展示会にはたくさんのブースが出ているので、その場に埋没しない「オヤッ」と思わせるような違和感を持たせる演出を加えたい。
例えば、「動くモノ」があるだけで、他の展示物が止まっているものが多い場合には、来場者には新鮮に映る。
主催者から「音は出さないように」というルールがある場合を除けば、「音」による差別化も方法の1つだ。
あるいは、来場者が試せる、体験できるという工夫はテッパンなので、必ず取り入れたい。
実物の展示は基本だが、モノによっては大きすぎたり、事情があって会場には持ち込めないこともあるだろう。その際は動画で撮影しておいたものを大画面で映し出すことで代替したい。
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